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新宿2丁目「ゲイバー」探訪記

新宿2丁目「ゲイバー」にてミーティング

6月19日
インターネットカフェを体験した後、新宿2丁目のゲイバーにて、マイノリティーのミーティングに参加しました。これも、若者スタッフの企画してくれたものでした。
この日は会場のイスが足りないほど、30人以上のゲイの方が参加してくれました。(立ち見だった方ごめんなさい)

ゲイというのは、男性として男性のことが好きになる人、ということ。この他にも自身の生物学的な性とは反対の性であると自認している「性同一性障害」の人たちなど「セクシュアルマイノリティーズ(*注1)」といっても一様でないことがわかりました。

まず、クイズからはじまりました。
司会 「ゲイ・レズビアンは、人口のどれくらいの割合いると思いますか。」(答えは文中)
     ①0.1%   ② 1%  ③ 3%  ④ 20%

司会 「家族にカミングアウト(ゲイだと話している)人はいますか」
     3,4人の方が手を挙げていました。

司会 「どんな辛いことがありますか」
ア 家族に気づかれないように、たとえば好きな男優がテレビに出ていても、そちらに視線を送らないようにしてそれを見ないようにして、ほかの女優を見るようにしている。
イ 好きな男性歌手の番組をこっそり見ている。
ウ 好きな人が死んでしまったときに連絡がもらえない。お葬式に行きにくい。
エ ゲイの60%ほどが自殺を考える。現実に自殺する人も多い。

 はじめ「ウ」の好きな人がなくなったときに連絡をもらえないこと、ということの意味がよく分かりませんでした。これは、たとえば異性間の恋愛であれば、家族も認めて恋人には、亡くなったことをすぐに伝えてくれる。家族が知らなくても、周囲の友だちには「オレの彼女だよ」といった風に伝えてある場合が多いので連絡がくる。けれど、同性でカップルの場合、家族はもちろん、周囲の、例えば地元の友だちに自分が同性愛者であり、同性の恋人がいることまでは知らせていない場合がほとんど。なので「大切な人を失っても自分のところに連絡が来ない」という悲劇が起こり得る、とのことでした。この場合「恋人として葬式に出る」ことはもちろん、「お線香1本あげることすら」難しい状況にあるということです。私達、異性愛者の側の認識、人権感覚の乏しさが、彼らにそうさせているのだと考えさせられました。

そして、衝撃的だったのは、ゲイの方の60%くらいの方は自殺を考え、そして、命を絶たれる方の数も多いということでした。今、問題の「いじめ・自殺」についても学校内で当事者が差別され、命を絶つ状況が、報告はされていないけれども、原因としてあるのではと思いました。学校教育で「セクシュアルマイノリティーズ」の子どもたちを守る方策が必要だと思いました。

 私は、“あこがれる”という程度を越えて同性が好きになるということは、頭では理解できても、感覚では理解できなかったのですが、性同一性障害の方の事件を扱ったときに、「人間の性のあり方は多様だ」いうことを知りました。また、会場では小学生の頃の“初恋”が同性であったり、実際に異性愛の知人にカミングアウトしている方が10数人いること、そして当事者のみなさんの生活していく上での「生の声」を聞くと、「男性で男性が好きになる人がいる」ということが本や新聞などの知識だけでなく、実感を持って理解できました。
 その上で、私や多くの人が異性に対して関心を持ったり、切ない恋心を持つと同じように、ゲイの方たちも同様に男性に心を動かされるのだということが理解できました。

私は、ある青年が「僕はテレビに好きな男優が出ているとすごく見たいのだけど、家族に気づかれないように、そちらに視線を送らないようにしてそれを見ないようにして、ほかの女優を見るようにしている。」というのを聞いたときに、すごく切なくて可愛そうでたまりませんでした。

 普通に好きな気持ちなのに、そのことを外に表せないことは辛いだろう。それは、異性を好きという時の照れくささとは違い、そのことが知られると奇異な目で見られる、また家族の場合には家族に嘆かれる、など、知られたらすごく大きなダメージを受ける立場であることの辛さです。

この状態を法律的に見れば、重大な人権侵害です。
 その方たちにとっては普通の感情なのに、それが差別的に見られることは、やはり、少数者(マイノリティー)に対する人権侵害だと思いました。
 それは、精神障害者の問題を考えると分かり易いです。
精神障害者は国民の人口の数%(3~6%)です。その障害は、身体障害、知的障害と異なって、外からは分かりにくい。そして、この方たちが事実上差別され、法律上も一定の資格が取れないという差別があります。
 ゲイもまた、外からは分かり難い性質のものです。また、奇しくもその占める割合が3%(注2)といわれているとのことですが、現在、ゲイの方が、精神障害以上に社会の理解が薄いことに鑑みれば、明らかになっていない数(暗数)があると思われます。とすれば、数の上でも現在マイノリティーとしてその人権が問題とされている事柄と同程度以上の「保障すること」の必要性はあるわけです(もちろん人権問題は1人の事柄でも保障は必要ですが)。

そして、今の憲法の下でも、ゲイとしての権利は憲法13条の幸福追求する権利として、十分保障されるべき権利だと思います。
※今の憲法は、明文で保障されていなくても、人間として保障すべきだと思われる権利については、保障することができるのです:プライバシーの権利もこのようにして認められています。

司会 「杉浦さんは、息子さんがあるということですが、息子さんがゲイだとカミングアウトしたらどうですか」
杉浦 「すこし驚くと思いますが、でも、彼が思春期に私が異性に抱いたと同じ思いを持つなら、理解したい。気づかれないように好きな男性タレントを見つめることさえできないような可愛そうなことはしたくない」
司会 「そんなお母さんが、私たちにもいてほしいですね」

 社会が理解するまでに、これまでも時間を要してきた問題がありましが、きっとゲイについても近い将来、そんなことで差別があったんだ、と思われるときが来ると思います。

司会 「ゲイの婚姻を認めている国はいくつあるでしょう」
    ① 10  ②20  ③100

(注1)
セクシャルマイノリティーズ=総称

この中に、
ゲイ(男性同姓愛者)
レズビアン(女性同姓愛者)
バイ(両性愛者)
トランスジェンダー(性同一性障害)

が含まれています


(注2)同性愛者だけで全人口の3~5%と言われています。
    2004年のアメリカ大統領選挙の世論調査では、
    自分が同性愛者だと答えたのが4%でした。


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コメント (2)

匿名:

私は物心ついたころから自分が同性愛者であるという自覚がありました。ですから漠然と、自分はいつか大切な人ができても法による保護は受けられないのだから、自分が自力のみで生きていける力を持たなければと思い、そのための努力を続けてきました。ですが、やはり今のパートナーと一生共に生きるために、たかが紙切れ一枚のことでも、婚姻というかたちがほしいなとも思ってしまいます。
異性愛者の多くにとっては、私達の願いや苦しみは道端の石ころ以上にどうでもいい問題だと思います。そんな中で、私達のことにも関心を持ち、実際動いてくださった杉浦さんと社民党が大好きです。参院選、頑張ってください。

杉浦ひとみ:

いいえ、どういたしまして。
私も、みなさんの生の声を聞くことができて本当によかったです。

少しずつでも、しあわせだと思う方に近づいていったらと思います。

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2007年06月22日 08:44に投稿されたエントリーのページです。

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